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両丹日日新聞2016年8月12日のニュース

熱中症に気を付けて 救急搬送急増

 8月に入ってから、全国的に暑い日が続いている。京都府福知山市内でも連日最高気温が30度を超え、熱中症の症状で搬送される人が急増している。ほぼ毎日救急車が出動している状態で、消防本部や市は注意を呼び掛けている。

 熱中症は高温多湿により、体内の水分と塩分のバランスが崩れて起こる。9日までの今年の出動件数は52件で、昨年の同時期と比べると42%、一昨年と比べると70%増加している。

 屋内での発生件数も増えており、6月は8件中2件だったが、7月は28件中14件、8月には12件中8件となった。

 バレーボールなど屋内での運動中のほか、昼間に活動していた人が夜中に体の異変に気付いて通報することが多いという。

 そのため、高温注意情報が出ている時は、室温が28度を超えないよう確認すること、クーラーや扇風機を活用することが大切。ほかにも、のどが渇いていなくても塩分を含んだ水分をこまめに補給する▽涼しく体を締め付けない格好をする▽体調が悪い時は作業を控える▽運動や外出前に水分を取っておくことが予防になる。

 熱中症の主な症状は、手足のしびれ、めまい、嘔吐、頭痛などがあり、重症になると意識障害、けいれんなどを引き起こす。

 症状が見られた時には、涼しい場所で衣服をゆるめて安静にし、塩分と水分を補給をする▽すぐに体を冷やすようにし、動けないなど重い症状の時は迷わず救急車を呼ぶなどの対応を呼びかけている。

    

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