福知山市とNTT西日本京都支店、「災害時における特設公衆電話の設置・利用に関する協定」を締結した。この電話は、災害時に携帯電話の通話に制限がかかった時、優先的につながり、停電時でも使えるため、避難者が家族の安否確認などをしやすくなる。
東日本大震災や熊本地震など、災害はいつ、どこで起きるか分からない状況になっている。このため、避難者の安心につながればと、支店が特設公衆電話の設置を進めており、これまでに京都府内の3自治体と協定を結んでいる。
福知山市でも13、14年と、連続して災害に見舞われたこともあり、府北部初の協定締結先として、支店から声がかかり、市が快諾した。
市役所で10日に、佐々木康之支店長、大橋一夫市長らが出席し締結式が行われた。今後、同支店が市内の避難所に電話回線を敷き、市が特設公衆電話器(発信専用)の本体を配置する。今年度中に全50カ所に計75回線を配備し、避難者が無料で電話を利用できるようにする。
大橋市長は「避難所への電話設置は、避難者の心の支えとなります。重要なツールとして、しっかり活用したい」と感謝の気持ちを伝えていた。
写真=協定書を持って握手を交わす佐々木支店長(右)と大橋市長
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