3年ぶり5回目の夏の甲子園出場まであと2勝−。第98回全国高校野球選手権京都大会準々決勝は22日、京都市のわかさスタジアム京都で行われ、福知山成美は東山を8−2で破り、準決勝に進出した。4回戦で龍谷大平安を退けて臨んだ東山戦でも投打がかみあった成美。甲子園を手の届くところまで引き寄せた。
準決勝は24日、同球場であり、成美は午前10時開始の第1試合で塔南と対戦する。第2試合は立命館宇治−京都翔英戦。決勝は25日午後1時から。
準決勝、決勝(成美が進出したときのみ)の試合経過は、両丹日日新聞のホームページで速報する。
東山
0000200002
02202200x8
福知山成美
○…成美は2回裏、四死球と送りバントで1死二、三塁とし、藤山が詰まりながらも中前に運び2点先制。3回裏には安打で出塁の田井中、深尾を一、二塁に置いて、森下リ(三和中)が左中間を深々と破る三塁打を放ち4−0とリードを広げた。
2点を返された直後の5回裏は、深尾、森下リの連続適時二塁打ですぐに突き放し、6回にも西浦の適時三塁打、田井中の犠飛で追加点を挙げた。
成美の先発は2年生で、右の本格派・藤山。9安打を許したが、失点したのは不運な内野安打が続いたあと、4番打者に適時打を浴びた5回だけ。4回の1死満塁のピンチを併殺で切り抜けるなど、走者を背負ってからの粘り強い投球で、最後まで一人で投げ切った。
■野手に助けられた完投の藤山投手■
相手打線を2点に抑え、自身も2回に先制点をたたき出した藤山は「疲れは無かったけど、調子はあまり良くなかった。野手に助けられました。2点取られたのは悔しい。次に投げるときは頑張りたい。先制打は詰まっていたけど、いいところに飛んでくれた」。
3回と5回に適時打を放った3年の森下リズムは「左投手は得意ではないが、体が反応した。藤山が頑張っていたので助けたいと思った。準決勝も一戦必勝です」と話す。
井本自宣監督は「よく打ってくれた。もっと苦戦すると思っていたが、2死から点が取れたのがよかった。藤山でいけるところまでいこうと思った。球が浮いていたのでしんどかったと思うが、よく踏ん張ってくれた」と選手たちをたたえ、「次の試合に勝つことだけを考えたい」と、塔南戦に目を向ける。
写真=5回裏、2死二塁で適時二塁打を放つ森下リ
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。