第98回全国高校野球選手権京都大会4回戦で、センバツ4強の龍谷大平安に3-2で競り勝った福知山成美は、22日の準々決勝・第2試合(午前11時からの予定)で東山と戦う。球場はわかさスタジアム京都。井本自宣監督は「気持ちを切り替えて、次の試合に集中したい」と意識を集中させる。
4回戦▽20日・わかさスタジアム京都
龍谷大平安
101 000 000=2
010 010 01×=3
福知山成美
○…2−2の同点で迎えた8回裏、成美の先頭打者、笹原がとらえた打球は右翼スタンドに吸い込まれた。勝ち越しとなる1点に、ベンチの選手たちと応援の観客は歓喜の声を上げた。
笹原は、1点を追う2回裏にも2死満塁で、右前に同点打。再びリードを許した5回裏は、無死三塁の好機にレフトへの犠飛を放ち、全打点を上げた。
笹原の本塁打は、3回戦の峰山戦に続き2本目。「(本塁打の球は)抜けたスライダーだった。打った瞬間は少し上がりすぎたと思ったけれど、よく伸びてくれた」と振り返る。次戦は「一戦必勝で、全力でいく」と言う。
先発の川上は平安の強力打線をかわし、5回途中まで2点に抑え、継投した藤山は3四球を与えたものの、相手打線を力で封じた。
継投策がはまった井本監督は「きょうは川上と藤山でいくと決めていた。3点目を取られる前に藤山で勝負したかった。2人ともいいピッチングをしてくれた」と話していた。
写真=8回裏に決勝本塁打を放ち、仲間と喜び合う笹原
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