人口減で小学校が休校となった地域を元気にしようと、京都府福知山市雲原の公誠小学校(休校中)下を流れる雲原川で、「第10回ドラム缶転がしタイムレース」が開かれた。一般の部には、昨年より10チーム多い過去最多の44チームが参加し、水しぶきをあげて熱戦を繰り広げた。選手のほか観客も多数訪れ、約1200人(主催者発表)がレースを見守った。
雲原砂防イベント実行委員会(清水順次委員長)が18日に開いた。一般の部のほか、子どもや親子連れ対象のレースもあり、ちびっこの部に13チーム、親子の部に19チームが出場した。
一般の部は4人で1チームとなり、雲原川に特設された約150メートルのコースを2人1組のリレー形式でドラム缶を上流へ向けて転がし、タイムを競った。
男子31チーム、女子13チームが出場。ゲームやアニメキャラなどの衣装に身を包んだ選手もおり、訪れた人を楽しませた。
男子の部は「日本製紙クレシア(A)」、女子の部は「チームオレンジ」が、それぞれ初出場で優勝を決めた。
「チームオレンジ」の小畑友季さん(24)、加賀本舞さん(24)、寺川千尋さん(24)、増成萌さん(25)は、福知山高校時代の同級生。「楽しかったです。スタート前は緊張しましたが、レースが始まると転がすことに夢中でした」と笑顔を見せた。
コースは、前日までに降った雨の影響で、少し水が多い状態で、流れが早かったことから、新記録は出なかった。
会場では、米傳福踊会の福知山踊りなどが催しを盛り上げ、川では魚つかみ大会などもあった。
今年は、地域外からの出店によるミニマルシェも開かれたほか、国の指定登録記念物の「雲原砂防」を紹介するパネルも展示した。
写真=女子の部初出場で優勝した「チームオレンジ」
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