来春の新規高校卒業予定者が地元企業に就職できるよう、福知山市、京都府、公・私立高校、福知山公共職業安定所の代表者が、多くの市内企業が加入する福知山商工会議所に求人要請をした。
福知山職安管内(福知山、綾部両市)の来春卒業予定者は1508人で、前年より34人減るが、就職希望者は14人増えて432人となっている。
今年3月末時点の府全体の高卒求人倍率は2・74倍で、全国で4番目に高い。しかし、福知山、綾部両市内は1・16倍で、1倍ラインは上回ったものの、全国平均の2・04倍より低い。
商議所を14日に訪ねた大橋市長は「就職希望生徒の採用に向け、積極的かつ適正な求人の申し込みをしていただけるようお願いします」と、谷村紘一商議所会頭に要請文を手渡した。
谷村会頭は「今は地元に根付いて会社とともに発展していく人材を採り入れる時期にきている。要請文の趣旨をしっかりと受け止めて、7月29日の商議所議員総会で内容を説明していきたい」と述べた。
商議所には大橋一夫市長▽草木一之・福知山職安所長▽稲村智史・府中丹広域振興局副局長▽細野吾・福知山高校長▽山口剛・福知山淑徳高校長が訪れた。要請活動は商議所のほか、中丹自動車整備工業協同組合、福知山建設業協会など10団体に向けて行った。
写真=要請文を谷村会頭(左)に手渡す大橋市長
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