福知山市土師の京都府立福知山高校(細野吾校長)は、福知山市民病院総合内科医長・川島篤志さんを招き、医療系進学希望者を対象に「医学進学プログラム」の特別講座を11日に開いた。高校1〜3年43人、附属中学1、2年17人が受講し、地域医療の現場について学んだ。
川島医長は「医師が見ているもの、聴いているもの、使っているもの」と題し、日々の業務内容や使っている道具などについて話した。道具の説明では、使用している聴診器などに生徒たちが触れる時間もあった。
業務については、「医師は『診察』が大事だが『説明』も重要」として、患者に説明して理解してもらい、病気について正しく知ってもらう大切さを伝えた。
また、医師の生活は多忙で、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)を保つのが難しいため、「一緒に協力して働いてくれる若手医師が必要」と強調し、若手の教育に力を入れていることも話した。質疑応答の時間も設け、生徒たちはグループごとに質問を投げかけていた。
写真=医療現場について話す川島さん
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