福知山市内記五丁目の惇明小学校(新井敏之校長)は6月27日、3年生86人を対象に「福知山踊り体験学習」をした。福知山踊振興会の会員11人から福知山踊りの歴史などを学んだあと「ドッコイセ、ドッコイセ」と声を出して踊り、郷土芸能に触れた。
福知山の良いところを学ぶ総合的な学習の一環で、毎年取り組んでいる。初めに田村卓巳会長(62)から、福知山踊りは歴史が400年以上あること、明智光秀が福知山城を建てるとき民衆が「ドッコイセ」と掛け声を上げながら作業をしたことが起源だと学んだ。
このあと女性会員から、踊りを教わった。手は肩から上に、顔の前で手をたたく、指の先まで伸ばす、「ドッコイセ、ドッコイセ」と声を出して踊ることの4つのポイントを教わりながら16パターンから構成される振り付けを覚え、輪踊りを体験した。校内講堂には福知山音頭の大きな掛け声が響いた。
田村会長は「3分の2以上の児童が福知山踊りを踊ったことがあると聞いて、今まで継続的に教えてきた成果が出てきたと感じました。この子たちが大きくなって福知山から離れたときも、踊りを懐かしく感じてもらえたらうれしい」と話していた。
児童らは「音頭はどんな楽器を使っていますか」「福知山踊りは誰が考えたのですか」「何のために踊るのですか」など意欲的に質問をしていた。
写真=会員に教わりながら踊る児童ら
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