「丹波の彫物師・中井権次」が手掛けた京都府福知山市内の彫刻作品を見ようと、兵庫県丹波市の人らが23日、長安寺など4カ所を訪れた。参加者は説明を聞いたり、彫刻を写真に撮ったりし、名品の数々に息をのんだ。
中井権次は、江戸期から昭和初期にかけて名をはせた中井一族が代々名乗っている名前で、特に4代〜9代目は丹波、丹後、但馬などの寺社仏閣の龍などを彫り活躍した。
訪れたのは、2014年1月に発足した中井権次顕彰会(本部・丹波市、千種正裕会長)の会員ら38人。作品は分かっているだけでも200カ所以上あり、各地の作品を見て回っている。
福知山は初めてで、この日は薬師堂の天井一面に龍の作品が残る長安寺(奥野部)のほか、5代目正忠や6代目正貞の龍などの彫刻がある大原神社(三和町大原)、観音寺(観音寺)、生野神社(三俣)を訪れた。
千種会長は「福知山のこの4カ所は一級品ばかりで素晴らしい。みなさん感激されていると思います」と話していた。
写真=彫刻作品を見る参加者(大原神社で)
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