アマチュア劇団として古里を舞台に活躍してきた福知山演劇サークルわっぱ(日比野修三代表)が、今年で創立50周年を迎えた。19日には京都府福知山市篠尾新町のサンプラザ万助で記念祝賀会を開き、現団員やOB団員、来賓ら108人が集い、サークルの歴史を振り返り、節目を祝い合った。
わっぱは1966年6月18日に、高校、大学で演劇部に所属し、当時福知山商業(現福知山成美)高校教員をしていた日比野代表(74)が、福知山でも演劇を根付かせたいとの思いで結成した。
サークル名の「わっぱ」は、子どものようにのびのび演技しようと付けられた。わっぱの「わ」は輪と和を持って活動しようとの思いも込めている。
当初8人のメンバーで始まり、現在は20人が所属。延べ団員数は259人を数え、公演は民話を基にした劇や現代劇、時代劇、喜劇、ミュージカル風の劇など様々な内容の舞台を上演し、回数は大小合わせて480回にもなる。
式典では最初に、東京で暮らす娘と田舎の母とのユニークな電話の会話を基にした寸劇を披露した。
続いて日比野代表があいさつ。サークルの50年の歩みを説明するとともに、「わたしたちは福知山に生まれ育ち、市民のみなさんに支えられ、応援があって今日があります。これからも微力ではありますが、市の文化向上に努めたい」と話した。
サークルの発展に貢献した団員、OBの5人を功労者として表彰。祝賀の部では、50年の歩みをスライド写真で見せた。
50周年の記念公演は11月26、27両日、夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで行い、「女の暖簾」を3回上演する。
写真=式典の最初に上演された寸劇
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