京都府福知山市私市の佐賀小学校(藤田久代校長、29人)の運動場で、10トンダンプを使った交通安全の教室を業者が初めて開いた。警察や市の関係者も協力し、大型車両に近づくと危険な点などを児童に伝えた。
下天津の土木・建築業、門野組(門野繁代表取締役)が、学校近くの相長川で築堤の関連工事をしており、工事箇所が通学路に段々と近付いてきて、今後大型ダンプの通行が増えるため、児童らに交通安全を呼びかけることにした。
自主的な取り組みで、福知山署交通課にアドバイスを受けるなど、警察と連携して内容を考えた。
教室は、瀬田啓樹さん(44)を中心に従業員ら12人が14日に出向いて行った。
ダンプの横にいると車が右左折したときにタイヤに巻き込まれる危険性があること▽運転席からの死角が多くあり、死角に入ると運転手に気付かれないこと▽車が急に止まれないこと−などを、実際にダンプを動かしたりして、分かりやすく教えた。
今後も機会があれば、交通安全の教室を開いていく予定。教室を終え、瀬田さんは「子どもに危険性を伝えていくのは大切なことだと思いました。喜んでもらえたようで良かった」と笑顔を見せていた。
写真=トラックの死角を確かめる児童たち
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