22日公示の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのを前に、福知山市大江町金屋の大江高校(永井正樹校長)の3年生98人は、身近な市長選を題材に選挙の学習を進めている。10日には3組の35人が模擬投票をした。
改正公職選挙法は19日に施行され、今回の参院選から適用となる。高校生の一部も有権者となるため、同校では15年度から府教委の「法やルールに関する教育・研究」指定を受け、市議会議員との懇談会や市役所議場での模擬議会などに取り組んできた。
市長選を題材にした選挙学習はクラス別に実施した。3組では生徒35人のうち、参院選で11人が選挙権を得る。9日の事前授業で、新聞記事を通して候補者の公約や考え、人柄を知り、福知山の課題をしっかりと読んで考え、10日の模擬投票に臨んだ。
投票用紙を受け取った生徒たちは、市選管から借りた記載台の上で、市長にふさわしいと思った候補者名を、独自に作成した投票用紙に記入し、投票箱に投じた。開票作業は、市長選終了後に教員たちが行い、生徒たちが実際の結果と自分たちの投票行動を検証するという。
森田奈都美さん(18)は「候補者2人の政策を基準に判断して投票しました。学習を通じて選挙の手順がよく分かりました。参院選には投票に行こうと思います」と話していた。
写真=模擬投票する生徒たち(10日午前8時55分ごろ)
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