解体工事が進められている京都府福知山市北本町一区のビルの一角に、ツバメが巣を作り、6匹のツバメの子が顔をのぞかせている。工事関係者は、子育てに支障が少ないようにと作業に気を配り、周辺の人らも無事に巣立つよう見守っている。
このビルは、毎年ツバメが巣を作ることが地元の人らに知られており、今年も、4月ごろから、巣作りを始めたという。
しかし、ビルは解体されることになり、1日から作業が始まった。工事関係者らはツバメの子育てを心配して、巣から離れたところから工事を始めるなどし、仕事の合間に巣を見やるなど、気遣っている。
ビルの解体は20日に完了する予定。作業員と周りの人たちの温かい思いやりでツバメは成長を続けていて、地元の人は「雛はもう飛ぶ練習をしており、巣立ちはもうすぐでは」と見守っている。
写真=巣から顔を出すツバメの子
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