茶園の再生などに取り組む「西垣の魅力再発見実行委員会」(中島正泰委員長)が、福知山市夜久野町西垣で再生した茶園で、京都府南部から子どもたちを迎え交流イベントをした。
西垣地区は、かつて質の高い両丹茶の産地だったが、茶園は過疎、高齢化で耕作放棄されて荒廃が進んだ。このため、委員会が府の補助を受けて約1ヘクタールの茶園を再生。この一部を会場に一昨年から、世代間・農村都市交流のイベントを始めた。
今年は京都府大山崎町のNPO法人京都ネイチャースクール(中島正剛代表)の子や地元住民ら65人が参加し、茶摘みなどを通じて親睦を深めた。21日に前夜祭、22日に交流本番。ネイチャースクールの幼児、児童らは、西垣委員会のメンバーに上手な摘み方を教わったあと、柔らかい新芽を丁寧に摘み取り、手にしたビニール袋に入れた。摘んだ茶葉の一部は、手もみ製茶で試飲。「香りがよくて、とてもおいしい」と好評だった。
サツマイモの苗挿し体験や、京都市を拠点に活動する「鴨三グループ」による沖縄三線の演奏も楽しんだ。昼食では鹿肉カレーやホンモロコの天ぷらなどを味わった。
写真=再生茶園で茶摘みを楽しむ参加者
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