福知山市の成仁地区で児童の見守りを続ける地域住民と愛犬たちが、「成仁わんわんパトロール隊」を発足させた。ボランティアで地域の防犯活動に努める「成仁子どもセーフティネット」の会員15人と18匹が、散歩をしながら声掛けや見守りをする。
「セーフティネット」(大野森志代表)は、06年に結成。地域の人たちと絆を深めながら、子どもたちの登下校を見守るなどの活動に力を注いできた。3年ほど前から、会員が自主的に犬とともにパトロールを始め、本格的なスタートへ向けて少しずつ準備を進めてきたという。
20日に中坂町の成仁小学校(飯田浩之校長)で発足式があり、パトロール隊のメンバーと児童、福知山署員らが出席。犬は地域の有志たちが作ったバンダナを首に巻いて参加した。
自己紹介をした後、代表の児童たちが犬にドッグフードを贈った。6年生の野原悠太郎君と四方みうさんは「毎日、見守ってくださりありがとうございます。犬はみんなのマスコットになると思います。これからもよろしくお願いします」と思いを伝えた。
福知山署の長澤秀樹生活安全課長は「わんわんパトロール隊は市内で2例目です。地元に密着した活動をしてもらえるので、地域の安全のためにありがたいです」と話していた。
式が終わると、さっそく初の仕事。パトロール隊が児童らとともに下校し、安全を見守った。
写真=児童からドッグフードを受け取るパトロール隊
【参照】
・わんわんパトロール隊の第1号は上六人部で発足
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