田植え前の水田を走り回る「泥リンピック」が17日、福知山市三和町岼の田んぼであった。地元の細見小学校1、2年生と三和、菟原両保育園の年長児が自分の背丈を超えるほどの泥しぶきをあげてはしゃぎ、山里に子どもたちの歓声が響いた。
自然に親しめるようにと、地元グループが管理している約4アールの田んぼを利用。以前は旧川合小の行事だったが、合併した細見小(井上須美子校長)が引き継いでいる。
半そで、短パン姿の園児と児童合わせて32人が、裸足になってカエルが泳ぐ田んぼの中へ。「冷たーい」と互いに顔を見合わせて笑い、全身を泥だらけにして晴れわたった空の下で元気いっぱい走り回った。
1年生の内藤樹里さんは「ぬるぬるして気持ち良かった」と笑顔を見せていた。
田んぼを管理する農事組合法人かわいの土佐祐司理事(62)は「こういう楽しい体験をさせることで、一度は外に出ても、サケのように地元へ帰ってくれれば」と話していた。
写真=しぶきをあげて走る子どもたち
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