京都府、兵庫県、福井県の北近畿地方7金融機関でつくる北近畿中小企業支援連絡会議の第2回全体会議が、福知山市北羽合のコスタヴィノスで16日に開かれた。複数金融機関の合同融資(協調支援)が38社あったことなど初年度の活動実績をまとめ、更なる中小企業支援への連携強化を確認した。
連絡会議は、15年3月に京都銀行▽京都北都信用金庫▽但馬銀行▽但馬信用金庫▽中兵庫信用金庫▽福邦銀行▽日本政策金融公庫をメンバーに発足。京都府、兵庫県、近畿財務局などがオブザーバーで参加している。金融機関主導による府県をまたぐ連携組織は全国的に珍しい。
開会あいさつで幹事行の仲雅彦・京都銀行常務取締役が「『京都』などのくくりではなく『北近畿』特有の課題がある。いつもはライバルですが、同じ目線で協調して企業支援から地域活性化につなげていきましょう」と呼びかけた。
初年度活動実績としては、毎月の実務者会議、事業者向けの経営戦略セミナー開催などを報告。協調支援は、福知山市内の製造業2社、卸売、小売、サービス業各1社を含む京都と兵庫の38社(従業員数計1398人)で行った。
連絡会議の活動を通じて、支援対象企業の経営改善や成長戦略の課題を共有することで素早く対応でき、「協調支援は活発になった」と手応えをつかんだ。
写真=初年度の活動実績をまとめ、更なる連携を申し合わせた
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。