京都府福知山市の芦田均元首相顕彰会（土家敏嗣会長）は、芦田元首相について子ども向けに分かりやすく解説した冊子を作り、野間仁田の市芦田均記念館で配布している。

　冊子は「第47代内閣総理大臣　芦田均元首相　学習手帳」。福知山出身の元首相の生い立ちや弁論の中での発言などを、読み仮名をつけ、写真やイラストを交えて紹介した。

　Ａ5判で会員が手作りした。堀邦夫館長は「難しい言葉に注釈をつけるなどし、子どもに伝わるように工夫しました」と話す。

　10日に近くの中六人部小学校の5、6年生が学習に訪れ、初めて使用。児童は冊子のクイズに夢中になるなど好評だった。

　記念館は午前9時から午後5時（入館は午後4時30分）まで開館。火曜日定休（祝日の場合は翌日）。入館無料。　冊子は来館した子どもに配り、大人にも希望があれば配布する。


写真＝学習手帳を手にする堀館長