「みどりのカーテン」普及に力を入れている福知山環境会議が、今年の栽培講習会を始めた。初回は京都府福知山市夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで、「失敗しない! みどりのカーテン育て方講習会」として9日に開いた。今年度、市内9カ所で開く。
みどりのカーテンは、ゴーヤなどつる性の植物を屋外の窓際に植え、カーテン状にする。葉による日よけと蒸散作用で、壁や地面の表面温度を下げ、室内を涼しくすることで空調の電力消費などを抑える。
講師はエスペックみどりの学校(長田野町)の土田真奈見さん。初めに「将来の世代に少しでも良い環境を残すための第一歩がみどりのカーテンです」と話し、教室がスタートした。
苗1本あたりに最低20リットルの土がいること、10日おきに少量の肥料が必要になること、プランターをネットの内側に置くことなど、作り方のポイントを説明した。
環境会議のマスコットキャラクターで、みどりの親善大使・ゴーヤ先生も訪れ、教室を見守り、最後に全員で記念撮影もした。
7月にはカーテン実施率の調査をし、学区ごとの実施率が算出される。初めて参加した牧誠二さん(75)=畑=は「上手に作って、しっかりと報告したい」と意気込んでいた。
講習会は、12日には三和地域公民館で開かれた。今後6カ所の地域公民館と市民交流プラザふくちやまで、6月4日まで開く。
写真=植え付けの実演をする土田さん(右)
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