熊本地震で大きな被害を受けた熊本城(熊本市中央区)の復旧支援にと、歴史的に縁のある京都府福知山市の福知山城(市郷土資料館)は館内に募金箱を設置。来館者が次々と浄財を寄せている。寄せられた浄財は、熊本市が開設する熊本城災害復旧支援金に寄付する。
熊本城は、国指定重要文化財の北十八間櫓や石垣などが崩壊しており、一部を除いて立ち入り禁止になっている。
福知山城の初代城主明智光秀の娘・ガラシャは、加藤家改易後に入城した熊本城主・細川忠利の母でもあり、福知山市などで作る「NHK大河ドラマ誘致推進協議会」では熊本県や熊本市がオブザーバーになるなど、両市や両方の城は縁がある。また、両方の城とも復元天守だが、同一の設計者という共通点もある。
駿河禎克館長は「報道で、修復には巨費がかかると聞いています。小さな取り組みですが、城つながりで、支援の輪を広げたい」と話している。
毎週火曜日休館。
写真=福知山城に設置している募金箱
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。