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両丹日日新聞2016年5月 9日のニュース

裁縫から見る昭和初期の女子教育 丹波生活衣館で企画展

裁縫雛型 京都府福知山市内記一丁目の市丹波生活衣館(駿河禎克館長)は、昭和初期の女学校教育の様子を伝える「女子教育と裁縫」展を開いている。女学生が授業で縫っていた裁縫雛型などを中心に展示している。8月末まで。入館無料。

 裁縫雛型は、着物などを実物の3分の1程度の大きさで作るもの。布地を節約し、短期間でたくさんの縫い方が習得できるため、多くの女学校の裁縫教育に採用されていた。

 福知山でも、京都府立福知山高等女学校や福知山淑徳高等家政女学校の授業で縫っていたという。

 常設展は色や柄などを可愛らしく工夫した雛型約40点と着物約20点を並べる。

 ほかにも、裁縫道具や教科書、写真などで女学校の教育の様子を伝えている。

 丹波生活衣同好会会員の塩見八重子さん(80)は「展示を通じて、物を作る大切さを感じてほしい」と話す。展示時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。火曜日定休。


写真=人形に着せるほどの大きさの裁縫雛型

    

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