京都府福知山市の三岳地区で栽培されている山ブキが、大きく育っている。野に自生するものはまだ小さいが、みたけ農産有限会社(伊藤義信社長)が常願寺で作っている農地では、すでに収穫できるようになった。
三岳地区では、今春に「みたけ山ブキの会」を結成し、休耕田を有効に使い、団体や個人で栽培に本腰を入れている。
みたけ農産は常願寺の農地約40アールで育てている。そのうち昨年3月に地下茎を植え付けた約10アールは、株が広がり、この春グングン成長し、大きいものは茎の長さが30センチくらいになった。
みたけ農産は、市民に山ブキ摘みを楽しんでもらおうと、ゴールデンウィーク中の29日から5月5日までの午前中、 常願寺にある農地を開放する。参加料1人500円。摘み取ったフキを持ち帰る場合は1キロにつき300円が必要で、1家族(グループ)5キロまでとする。
希望者は、常願寺小字西田(集落のほぼ突き当たり)にある農地へ。午前9時から10時まで受け付ける。問い合わせは、伊藤社長=電話0773(33)2218=へ。参加者は、はさみや軍手、長靴などを持参する。
伊藤社長は「栽培を始める時から、山ブキでまちの人たちとの交流ができればと考えていました。幸いよく育ったので、収穫を楽しんでほしい」と話している。
写真=育った山ブキと伊藤さん
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