WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2016年4月27日のニュース

熊本地震:夜久野学園が空き缶回収で被災地支援

夜久野学園アルミ缶回収 熊本地震で被災した人たちを東北の人たちと同じように支援したい−と、福知山市夜久野町高内の小中一貫校・夜久野学園生徒会(衣川珠未会長)は、“熊本助け隊”と名づけて26日から、アルミ缶などの回収強化活動を始めた。全校児童・生徒163人だけでなく、一般の人たちにも呼びかけて5月18日まで集める。

 アルミ缶回収は、小学校と統合する前の夜久野中時代からの伝統的な取り組み。年間を通して行い、被災地や福祉施設の支援をしている。3年前からは、9年生(中学3年生)が修学旅行で東日本大震災の被災地のひとつ、宮城県気仙沼市の大島中を訪ねて交流を続けており、アルミ缶回収の収益の一部は現地の復興支援に役立てている。

 今回の取り組みは、熊本地方が甚大な被害を受け、その様子に驚愕した生徒会本部役員8人が「みんなで協力して熊本の被災地にも元気を送ろう」と相談。一般にも広く協力を呼びかけ、回収強化期間を設けることにした。

 回収は土・日曜、祝日を除く登校時間帯の午前7時50分から8時5分まで。玄関前の回収箱にアルミ缶、プルタブ、ペットボトルのキャップを入れてもらう。同町額田の夜久野ふれあいプラザにも回収箱を置き、協力を呼びかける。一般の人には学校か同プラザに届けてもらう。

 回収分を換金した後、制作中の応援メッセージとともに現地に届ける予定。メッセージは全校生がリンゴをかたどった紙に一人ずつ記し、現地のご当地キャラクター・くまモンをデザインした画用紙に貼りつけて9枚準備することにしている。

 衣川会長は「熊本地方では尊い多くの命が失われ、大勢の人たちが避難所での生活を余儀なくされています。熊本にも積極的に復興支援をしていきたい。一人ひとりの力は小さいですが、みんなで力を合わせれば大きくなります。町内外問わず一人でも多くの人に協力してほしい」と呼びかけている。


写真=アルミ缶などの回収箱と生徒会本部役員。応援メッセージを手にするのが衣川会長
 
 

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ