京都府福知山市は24日から、熊本地震の被災地へ災害対応経験のある市職員を派遣する。東日本大震災の被災地支援や、13年の台風18号・14年8月豪雨での経験者の中から選抜して送り出す。
福知山市が全国市長会から災害対応経験者の派遣要請を受けたもので、2人1組で1週間ずつの交代制とし、1カ月余りにわたって延べ6班、12人を派遣する予定。災害対応の経験を生かし、熊本県南阿蘇村で避難所の運営支援をする。
第1班は、東日本大震災の被災地・宮城県石巻市に2年間派遣され、復興支援にあたった移住・企業立地推進課の足立譲治係長(43)と、危機管理室の寺田武史さん(39)を選抜した。
22日に市役所であった激励会で、足立係長は「2年連続の(福知山での)災害時の恩返しの意味でも、福知山市を代表して頑張ってきたい。東北での経験や知識を生かしたい」と伝えた。
寺田さんは福知山での災害対応をした経験を持つ。「南阿蘇村は、電力は回復していますが、現在も電話回線は復旧していません。余震も続いているので、不安はありますが、被災者のためにやれるだけのことはしたい」と意気込みを見せていた。
写真=24日に現地入りする足立係長(左)と寺田さん
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