福知山市夜久野町高内の小中一貫校・夜久野学園(小瀧真里校長)は、10月に京都府内で開かれる全国育樹祭に向けた事前の取り組みとして、府の木・北山杉などの苗木を半年間育てる。学園を代表して小学5、6年生36人が21日、地元の府緑化センターから苗木の引き渡しを受けた。
全国育樹祭は、森を守り育てることの大切さを啓発するため、約40年間続く行事。今回は式典の中で、夜久野学園など府内の学校が育てた北山杉、府の花・シダレ桜、アラカシ、コナラ、コクヌギの苗木を、全国から選ばれた「緑の少年団」4団に贈ることになっている。
学園では、小学5年生以上が緑の少年団として活動しており、北山杉17本、コナラ19本を育てる。
府緑化センターの小川享さん(53)らが、児童一人ひとりに苗木を手渡し、「大きくするというより、健康な苗木になるよう育ててください」と声をかけ、水やりや施肥の方法などを説明した。代表の児童は「全国に京都の木を植えてもらえるよう、頑張って育てます」と答えた。
育樹祭の式典は、10月9日に南丹市の「府立府民の森ひよし」で開かれる。苗木はこの中で、農林水産大臣から緑の少年団4団に贈られる。
式典には、学園からも6年生代表2人が出席する。
写真=苗木を受け取る児童たち
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