65歳以上の市民を対象にした福知山高齢者大学(運営委員会主催)が21日、京都府福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで開講した。今年度は、最高齢92歳を含む215人が入学。11月までに計12回あり、健康や交通安全に関する講話を聴いたり、グラウンドゴルフを楽しんだりする。
高齢者が教養を深め合い、講座を生きがいとして、楽しく生活してもらおうと、1973年から続いている。開講式には、会場を埋め尽くす192人が出席した。
市歌斉唱と市民憲章の唱和などがあり、運営委員会の小林英夫会長が「昨年度より多くの人に入学して頂き、うれしい限りです。みなさんに来て良かったと思ってもらえる場にしますので、元気で笑って閉講式を迎えましょう」とあいさつした。
このあと第1講座として、府老人福祉施設協議会の荻野修一会長が講演。「認知症になっても地域で暮らし続けるために」と題して話した。
荻野さんは「日本には現在、認知症の人が約460万人いて、25年には約700万人になると言われています」と説明。ただし「認知症を怖がりすぎず、日々を元気に暮らしてくことが大事」と伝えた。
引き続き高齢者大学コーラス部による発表があり、「カチューシャ」「夏は来ぬ」「荒城の月」など10曲を披露。市内のギターとハーモニカのデュオ・オールディーズの演奏もあった。
写真=元気よく市歌を斉唱する参加者たち
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