福知山市は22日、熊本地震の被災地に上下水道部の職員4人を派遣した。給水拠点になっている城西中学校(熊本県熊本市西区)か、白川公園(同市中央区)に出向き、28日まで市の加圧式給水車で、応急給水活動をする。日本水道協会京都府支部の出動要請を受けたもの。
派遣されたのは、上下水道部総務課の足立浩生参事(59)と水道課の足立裕樹さん(45)、真下昌悟さん(39)、衣川浩司さん(40)の4人。
22日朝、市庁舎前で出発式があり、松山正治市長や市職員らが激励。足立参事は「福知山市も豪雨災害などで、日本中から支援をいただいたので、その恩返しになれば」と伝えた。
市によると、現在も熊本市内では約2万3千世帯が断水しており、午前4時から午後11時まで給水活動が行われているという。「熊本市民の心に寄り添う気持ちで、出来る限りの活動をしたい」と気を引き締めていた。
■応急危険度判定士も25日から4人派遣■
また市では、土木建築部の職員4人も、25日から被災地に派遣することを決めた。二次災害を防止するため、地震で被災した建物が余震などで倒壊する危険性の判定任務を行う。
京都府の要請を受けての派遣。応急危険度判定士で建築課の駒澤雄係長(49)、森井法人さん(42)、塩見健さん(34)と都市計画課の岸上哲也さん(39)が現地で活動する。
派遣先は未定だが、熊本県内の地震被災建築物応急危険度判定実施本部に合流し、28日まで任務にあたる予定。
写真=「出来る限りの支援をしたい」と決意を述べる足立参事ら(22日午前10時10分ごろ)
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