熊本地震の被災地支援のため、緊急消防援助隊京都府隊が消防庁から出動命令を受けた。これに伴い、福知山市消防本部は16日午前、後方支援隊1隊を出動させた。派遣先は未定。救急、救助隊の資機材を運ぶ活動などをする。
派遣されたのは、消防署警防課の澤田秀巨課長(54)と、本部警防課の川口富生課長補佐(49)。東羽合の市消防防災センターで、資機材の積み込み作業を行ったあと、2人は機動装備車に乗り込み、午前10時40分ごろ、ほかの隊員たちに見送られながら出発した。
川口課長補佐は「少しでも被災地の人たちの役に立てるよう、頑張りたい。後方支援隊として、稼働隊員のバックアップに努めてきます」と話していた。
府南部隊と合流し、被災地へ向かう。
また、福知山市民病院DMAT(災害派遣医療チーム)隊は16日午後0時30分ごろ、熊本赤十字病院(熊本市東区)に向け出動した。隊員は医師、看護師各2人と薬剤師1人。
■自衛隊派遣を拡大 第7普連も待機■
政府は、熊本地震での自衛隊災害派遣の規模を拡大させ、17日にも2万人態勢以上にする方針を打ち出した。近畿2府4県を管轄する陸上自衛隊第3師団(兵庫県伊丹市)からはすでに部隊が派遣されており、福知山駐屯地第7普通科連隊も、16日朝から部隊調整をして待機している。師団からの指示があり次第、被災地に向かう。
写真=資機材を積み込んだあと出動した(16日午前10時10分ごろ)
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