陸上自衛隊福知山駐屯地の第7普通科連隊（上野和士連隊長）は9日、駐屯地体育館で16年度自衛官候補生課程入隊式を開いた。全国9都府県の18歳から26歳までの90人が、3カ月間の教育訓練を通じて自衛官としての資質を磨く。

　候補生たちは、家族、先輩隊員、来賓の約470人に見守られる中、動きを合わせてきびきびと入場した。

　式辞に立った上野連隊長は「国民にリスクが及ぶときに進んでリスクを引き受ける。それが自衛隊だ。災害派遣では、手を差し伸べる自衛官その者が『自衛隊』と映る。国民の負託に応えるために、たくましく、心身ともに鍛えなければいけない」と説いた。

　来賓祝辞などの後、候補生代表の藤原樹さん（19）が「入隊の動機はさまざまですが、国防という崇高な使命と規律正しい自衛官への道を選びました。90人の同期が一致団結し、3カ月後には一段とたくましい立派な自衛官になれるように日々精進努力してまいります」と決意の言葉を述べた。


写真＝表情を引き締めて入場する自衛官候補生