福知山市石原の府立工業高校は、15年度卒業生179人の進路状況をまとめた。就職が112人、進学が67人。就職は求人件数が664件で14年度比150件増、13年度からは350件増と大幅に伸び、就職希望者全員が年内に内定を獲得した。進学も国公立大に目標の2桁となる12人が合格した。
就職は、就職試験解禁から2週間の9月末時点で、内定率が近年にはない早さで90%台に乗り94%に。技術と知識を持つ専門性の高い生徒への即戦力としての期待が高く、常連企業からの増員のほか、新規もあり求人件数を伸ばした。
地元就職率は、中丹地域が61%で、府内も79%と高水準。地元ではエスペック、武田ヘルスケア、グンゼ、日東精工など。地元以外の大手では、トヨタ自動車、三菱重工業、島津製作所、JR西日本のほか、同校から初めて、JR東海なども受かった。
進学は、推薦、AO入試をメインに、在学中に取得した国家資格や専門性の高い課題研究の成果をアピールして強みを生かした。
国公立は、京都府立、滋賀、福井、富山、信州、高知工科に12人。私学は立命館、龍谷、大阪工業、金沢工業など17校に延べ43人が合格。このほか、短大に5人、専門学校に20人が進んだ。
伊藤佳朋進路指導部長は「専門高校ならではの就職、専門高校からの進学という進路選択の幅があり、1年生のころから準備をしています。インターンシップ、企業・大学訪問などにも取り組み、それぞれが目指す道へとつながったと思います」と話していた。
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