福知山市土師の福知山高校は、2015年度の進路状況をまとめた。今春卒業した241人の進路の内訳は、国公立大109人、私立大93人、公立短大4人、私立短大2人、専門学校11人、進学浪人など18人、就職4人（すべて公務員）だった。

　このうち、国公立大には、過去最多となる延べ129人（うち3人は浪人）が合格。国公立の合格は14年度に初めて3けたを記録し、15年度も続いて3けた合格となった。

　国公立大の内訳は、大阪、筑波各2人、神戸5人、名古屋3人、北海道、東北、東京外国語各1人など。医学部医学科は徳島に2人受かった。地元の福知山公立には2人。京都工芸繊維は7人でうち4人は3回生後期から福知山キャンパスで学ぶコースに合格した。

　私立大は延べ338人（うち浪人10人）が合格。関東では早稲田、青山学院、東京理科、明治各1人など。関西では関西11人、関西学院10人、同志社14人、立命館26人などだった。

　短大は川崎市立看護、三重、倉敷市立、新見公立、湊川、福井医療に延べ10人。専門学校は府立看護、京都第1赤十字看護、京都中央看護保健大学校などに延べ21人。

　進路指導部では「国公立大の合格が増え、名古屋などの難関大学に15人がセンター試験免除の推薦入試で受かった。面接や小論文の書き方の指導にも力を入れ、教員免許が取得できる学部や工学系に進んだ生徒が目立った。国公立、私立を問わず生徒たちは中期、後期まで粘り強く頑張り、良い結果に結びついたと思う」と話していた。