名古屋市で3月末に開かれた第41回全日本高校選抜ソフトテニス大会女子団体戦で、福知山市水内、福知山成美高校が3位に入賞した。同校ソフトテニス部女子が全国大会で3位になるのは初めて。同校では「校内の他の運動部でも、これまで団体での全国3位はないのでは」と話している。

　全日本選抜女子団体には全国の予選を勝ち抜いた36校が出場。トーナメント戦で競った。ダブルス3試合で2勝した方が勝利となる。

　成美は初戦の2回戦で愛知の豊田大谷を3−0、3回戦で川崎橘（神奈川）を2−0、準々決勝で高岡西（富山）を2−0で退けた。

　準決勝は文化学園大学杉並と対戦。成美は最初のペアが勝ち、次のペアが負け、最後のペアも粘りを見せたが惜敗し、1−2で3位になった。文大杉並が優勝した。

　成美女子は昨年の選抜大会でベスト8に入る健闘を見せたが、今年はその上をいく成績で、3年生の阪本唯主将（17）は「準決勝は相手校が私たちより少し粘りがあり、負けてしまいましたが、全体を通して、普段から心掛けている攻めのテニスができました。次はインターハイの府予選で優勝し、全国でも良い成績を収めたい」と意気込みを見せる。

　成美の大谷俊朗顧問は「昨年の選抜大会の出場メンバー8人のうち6人が今年の大会に出ました。経験を生かして、緊張すること無く伸びのびとプレーしたのが良かった」と評価している。

　全日本選抜出場メンバーは次のみなさん。

　阪本唯（3年・榛原中、奈良）▽津本く美（同・和田山中、兵庫）▽生駒小昌（同・榛原中）▽濱田美奈恵（同・青葉中、舞鶴）▽神崎一夏（2年・白糸中、舞鶴）▽濱田奈々美（3年・青葉中）▽岩本亜美（同・和田山中）▽安井綾香（2年・朝桜中、滋賀）


写真＝全日本選抜女子団体での3位を喜ぶ成美の部員たち