春の全国交通安全運動が6日から始まった。期間は15日までで、今回のスローガンは「無事故への　スタートライン　停止線」、運動の基本として交通弱者の「子どもと高齢者の交通事故防止」を掲げる。関係機関はさまざまな取り組みを計画しており、福知山市交通対策協議会（会長・松山正治市長）は6日朝、市内一円でドライバーに安全運転を呼びかける街頭啓発活動をした。

　通学・通勤時に合わせ、午前7時30分から行政関係者や福知山署員、交通ボランティアらが街頭に立った。市役所庁舎前や国道9号広峯交差点付近、国道175号市上下水道部前、三和、夜久野、大江の各地域の道路沿い、通学路の各所など多くの場所で取り組んだ。

　市内の国道では、2月から3月にかけて3件の交通死亡事故が発生しており、啓発にも力が入った。事故多発路線の国道9号広峯交差点付近では、消防署員11人が「ゆっくり走ろう9号線」と書かれたパネルを掲げて、ドライバーへ視線を送り事故防止を訴えていた。


写真＝多くの車が通る国道9号沿いで、パネルを使って交通安全を訴えた（6日午前7時40分ごろ）