福知山城初代城主の明智光秀をテーマにした「丹波福知山明智光秀サミット」が5月22日、福知山市中ノの市厚生会館で開かれる。　小和田哲男・静岡大学名誉教授の講演、タレントの松村邦洋さんらを迎えてのパネルディスカッションがあり、本能寺の変で主君・織田信長を討った謀反人とされる光秀の実像に迫る。

　瓦一枚運動で市民が募金を寄せて天守閣を再建し、昭和61年（1986）11月9日に開館して今年で30周年になることから、記念イベントを開くことにした。市主催、京都府、京都府教育委員会、両丹日日新聞社など後援。

　テーマは「明智光秀の真実−幻の天下人」。午後2時から御霊太鼓と福知山踊りで幕開けし、戦国史研究の第一人者で歴史番組の解説者としてなじみのある小和田名誉教授が「明智光秀その虚像と実像」と題して講演する。

　このあと、小和田名誉教授、歴史に詳しい松村さん、ＮＨＫ大河ドラマ誘致推進協議会長の桂川孝裕・亀岡市長、副会長の松山正治・福知山市長、中小路健吾・長岡京市長の5人でパネルディスカッションをする。コーディネーターはジャーナリストの細川珠生さん。

■聴講希望者を800人募集■

　　入場無料だが、事前申し込みが必要。定員は800人。5月9日必着。聴講希望者は福知山市役所など市関係施設にあるチラシに必要事項を記入し、ハガキかファクスで送る。1枚で2人まで申し込むことができる。市ホームページからも応募できる。

　申し込みに関する問い合わせはサミット参加応募事務局、電話06（6945）7135へ。サミットの内容については市まちづくり推進課、電話（24）7033。


写真＝小和田名誉教授（上）と松村さん