福知山市は、4月1日付で284人の人事異動を発令する。中規模の異動になる。退職（3月31日付）は部長級4人を含む80人で、採用は110人。職員の総数は、1402人（男性738人、女性664人）となり、昨年同期より23人増える。市民病院の積極的な医療スタッフの採用が、増加の主な要因となっており、市民病院が27人、消防が1人増えるが、これ以外では5人減らす。

　主な組織改編は、移住・定住の取り組みを加速させるため、地域振興部に移住・企業立地推進課を新設。課内に移住希望者への住居、雇用、地域情報などに関するワンストップ相談・支援窓口となるサポートセンターを設置する。

　これに伴い、農林商工部産業立地課を廃止し、同課が所管していた「企業誘致」業務を、移住・企業立地推進課に移管。正職員6人体制で、市外から人と企業を呼び込む活動を強化する。

　また地域振興部に、移住・定住と企業誘致に関わる情報を把握し、とりまとめる「地域づくり戦略担当理事（部長級）」を、新たに配置。意思決定のスピードを早めることで、移住施策などの促進を図る。

　このほか係で新設、改編されるのは、農林管理課の管理係と計画係を統合し、管理計画係を新設▽生涯学習課に放課後児童育成係を新設▽消防署予防課の4係を3係に再編など。組織機構のスリム化を図りつつ、差し迫った行政課題にも対応していく。

　組織数は、市長事務部局が7部6室29課3支所91係となり、昨年同期より1課増え、1事務局と1係減る。