2004年の台風23号による京都府福知山市大江地域を含む由良川下流部の甚大な浸水被害を受けて、国土交通省が当初目標の30年から10年に短縮し550億円を投じた治水計画「由良川下流部緊急水防災対策」が、26日までに完了した。福知山、舞鶴両市の16地区で延長約20キロの輪中堤整備と約130戸の宅地かさ上げをした。
福知山、舞鶴を流れる由良川下流部は、狭隘な谷底地形で連続堤防の設置が難しく、04年12月から今年3月を期間に、集落を囲む輪中堤と宅地かさ上げをしてきた。1982年の台風10号規模の降雨に対応できる設計になっている。
大江地域では、千原・尾藤、河守、南有路で輪中堤。公庄、北有路で輪中堤と宅地かさ上げ。三河、高津江、二箇で宅地かさ上げをした。
写真=由良川下流部緊急水防災対策で完成した南有路の輪中堤
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