京都府福知山市大江町佛性寺の山間に、丸太で組んだログハウスのカフェがこのほどオープンした。河守の自営業、伊田浩三さん(63)が1人で建てた。大江山の中腹にあり、静かな自然に囲まれて、ゆったりとした時間を過ごすことができる。
店名はログカフェ「フローレスタ」。ポルトガル語で森林を意味する。伊田さんは旧大江町役場に勤務していた1999年から、大好きな大江山に「遊び場」を造りたいと、ログハウスの建設を始めた。
仕事が始まる前の早朝や就業後などに、クレーンを使って、輸入した米松を組んだ。場所は佛性寺の日本の鬼の交流博物館と北原の鬼嶽稲荷神社の中間で、昨年末に完成した。
ロフト付きの平屋で延べ床面積は約150平方メートル。そのうち約110平方メートルをカフェにした。飲食店営業の許可も昨年取得し、伊田さんと妻のいつ子さんが店を切り盛り。メニューは手動のマシンでいれるエスプレッソ、カプチーノ、カフェラテ、紅茶などの飲料のほか、スフレチーズケーキ、ガトーショコラなどの手作りスイーツも出す。
またベルギービールやグラスワインなどの酒類も用意。ジビエ(野生鳥獣の肉)を使った手作りジャーキーなどもある。
店内は17席で、薪ストーブを設置。外にもログテーブルを置いて座れるようにしている。
原則土・日曜、祝日の午前10時から午後5時まで開店。冬季は基本的に休む。4月2日から、宇治市のアマチュア写真家、佐竹秀積さんが撮った大江山の写真を展示する。
伊田さんは「大江山に来る人たちの交流の『交差点』になればと思い、カフェの営業を決めました。自然を愛する人たちの間で交流の輪が広がればうれしい」と話している。
問い合わせは伊田さん=携帯電話090・3720・0022=へ。
写真=温かみのある木に囲まれてカフェを楽しむことができる
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