福知山成美高校(京都府福知山市)ビーチバレーボール部2年の出口花選手=六人部中出身=が、タイで開催のU21(21歳以下)アジア女子選手権大会で準優勝し、5月11日からスイスで開かれる世界選手権への出場を決めた。
■世界選手権出場決める■
アジア選手権は日本代表として、松山東雲女子大1年の村上礼華選手とペアを組み出場。各国代表12チームが4ブロックに分かれて3チームずつでリーグ戦をして、各ブロック上位で本戦トーナメントをした。
アジア選手権は3月1日から3日間開かれた。出口・村上ペアは予選リーグでオーストラリアに2−0、タイに2−1で勝利。本戦トーナメントでは準々決勝でニュージーランド、準決勝でオーストラリア(予選とは別ペア)にそれぞれ2−0で勝った。
決勝は中国と対戦した。1セット目は20−18とリードされていたが、出口選手のサービスエースを弾みに連続ポイントをあげ22−20で逆転。2セット目は11−21で大差を付けられ、3セット目は11−15で敗れ、準優勝となった。上位5ペアが世界選手権に出場が決まった。
予選リーグでの地元タイとの試合は、アウェイで相手チームへの応援が大きい中、我慢のプレーで勝利をもぎとった。
出口選手の身長は173センチ、村上選手は174センチで、外国人に比べて高さとパワーは劣っていたが、サーブ力で勝り、次々と強豪ペアを倒した。
アジア選手権を振り返り、出口選手は「これまでやってきたことが試合で通用した。楽しくプレーできたのが何よりも良かった」と話し、世界選手権に向けては「大会までパーフェクトな練習を心掛け、その成果を試合で出せるようにしたい。目標はベスト4です」と意気込みを語る。
成美の松田英人監督(48)は「アジア選手権では、成美でやってきたことを証明する我慢強いプレーが出せた。技術面だけでなく精神面での成長も見られ、部の仲間にも自信を与えている」と評価していた。
写真=アジア選手権での準優勝を喜ぶ出口選手
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