5月に三重県で催される伊勢志摩サミットや2020年の東京オリンピックを控え、福知山署、福知山市、JR西日本福知山支社などは23日、官民連携テロ対策の組織「福知山テロ対策ネットワーク」を設立した。総会のあと、JR福知山駅で対処訓練を行い、有事に備えた。
昨年10月に京都テロ対策ネットワークを設立し、府内の25警察署単位で組織化が進んでいる。福知山はテロに強いまちを「オール福知山」で構築しようと設立された。
■電車から不審な紙袋−JR福知山駅で対処訓練■
対処訓練には、福知山署、JR西日本福知山支社、ウイラー・トレインズ(京都丹後鉄道)などから約70人が参加。走行中の電車の先頭車両から、爆発物が入っていると疑われる不審な紙袋が見つかったという想定で取り組んだ。
乗務員が福知山署に通報し、先頭車両の乗客を2両目以降の車両に移動させた。福知山駅に到着すると、乗務員らが乗客を車外に避難させ、防護服を着た府警本部機動隊の爆発物処理隊が紙袋の中身をX線装置を使って調べたあと、マジックハンドを使って回収。爆発にも耐えることができる円筒形の容器へ慎重に収めた。
写真=電車内にあった不審物を容器に収める爆発物処理隊員
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