福知山市勅使の天津小学校(藤田久代校長)の3、4年生15人が、近くにある障害者就労支援施設、第2ふくちやま作業所(石田数哉管理者)を訪れ、利用者が働く姿を見学し、職員から話を聞いて障害者福祉への理解を深めた。
児童らは総合的な学習で今年度、「天津の宝」をテーマに授業を受けている。この一環として、社会福祉法人ふくちやま福祉会が運営し、障害者が生き生きと働ける場となっている作業所を16日に訪問した。
児童は利用者が栄養バランスのとれた昼食弁当を作る様子を見学。管理者の石田さんにたくさんの質問をし、一日に140食ほどを製造し、市役所や一般の希望者らに配達していること、食中毒が出ないように衛生面に最も気をつけて調理していることなどを教わった。
利用者の高齢化が深刻で、少人数でスタッフの援助を受けながら暮らすグループホームを相次いで建設しているが、まだ足りないのが現状ということも知った。
このあと、同じ法人が作業所下の国道175号沿いで運営するカフェレストラン「あまづキッチン」(仲林清貴管理者)を訪れ、障害のあるスタッフらがパンやアイスクリームなどを製造する様子と、商品が並べられた販売スペースを見学した。
写真=石田さんから作業所の現状について話を聞く児童ら
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