福知山市大江町南四の十倉三ノ宮神社の本殿が、このほど新しくなった。約300年前に創建されてから初めての改修で、21日午前11時から完工式が行われる。
同神社は1714年(正徳4年)に創建された。祭神は木花咲那姫。本殿は建屋の中にあるが、柱などに虫食いが見られ、全体的に傷みが激しかった。
このため、住民で改修委員会を組織して、昨年春ごろに着工した。新しい本殿は幅約3メートル、奥行き約3・5メートル、高さ約4・7メートル。総ヒノキ造りで、屋根は銅板ぶき。
本体はくぎなどをほとんど使わず、木材を組み合わせて建てている。柱の一部には象に似せた「木鼻」が彫られているほか、縁起の良い鶴や神の使いとされるカモの彫り物が施されている。
また建屋の屋根も鉄板ぶきに替えた。工事費は1800万円。氏子30戸で工面した。
改修委員会の田中公男委員長(70)は「これで末代までお参りすることが出来ます。地元以外の人たちも参拝に来てもらえればうれしい」と話している。
写真=新しくなった本殿
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