第4回京都府北部福祉人材確保・定着戦略会議が26日、福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで開かれ、府と北部7市町の行政、福祉、医療、就職支援団体などの関係者32人が、課題と対策を協議した。
北京都ジョブパークの福祉人材コーナーがまとめた課題は大きく分けて3点。福祉業界への新規登録者数は増えているが、未経験者が多くカウンセリングや研修などを踏まえることから、内定までに時間がかかる▽登録者は40歳代が増えているが、事業所は長年勤務できる若年層を求めるためミスマッチが起こる▽景気回復による福祉業界への関心の薄れが見える。担当者は「やりがいなどの情報発信をもっとやっていきたい」と話した。
15年4月に舞鶴市内で開校した介護福祉士養成などの「舞鶴YMCA国際福祉専門学校」は、入学者の動向を説明。卒業後に就学支援金制度の条件となる舞鶴市内で就職する流れになっており、専門学校に対応した他市町版の就学支援金のPRを呼びかけた。
このほか、都市部の大学の実習誘致ができるように、街ぐるみ、他職種連携で府北部に介護人材を引き寄せる受け入れ体制づくりの必要性についても協議した。
福知山市は「施設を増床しても人材がいなくて厳しい」と訴え、府は介護職離職者の再就職への支援などに取り組みたいと話した。
写真=福祉人材確保の課題と対策について話し合った
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