福知山市中、臨済宗南禅寺派・養泉寺(一常宗玄住職)で、早咲きのヒカンザクラがほころび始めた。例年だと2月末ごろに開花するが、今年は1カ月半ほど早く咲き始めた。
ヒカンザクラは、同寺のハギをもらった旧文部省の鹿児島宇宙空間観測所(現・宇宙航空研究開発機構の内之浦宇宙空間観測所)から、そのお礼として贈られたもので、寺の駐車場そばの庭園などに7本が植わっている。
一番早く咲き始めたのは、日当たりの良い東側にある木で、4、5輪開花しているのが見られる。20日は市街地でも積雪となり、雪の白にサクラのピンク色が美しい彩りを見せていた。
一常住職(61)は「12月が暖かくて花芽が成長したせいか、早く開花しました。こんなに早いことは、近年ありませんでした。寒くなると開花が止まりますが、また暖かくなれば一気に咲くでしょう」と話している。
写真=雪が積もる中で花が咲くヒカンザクラ(20日、養泉寺で)
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