発生から21年を迎える阪神・淡路大震災の記録展が、福知山市東羽合の市消防防災センターで開かれている。新聞紙で作ったスリッパや皿など避難所で役立つグッズ、被災地の惨状を撮った写真パネルなどを展示している。

　大震災は1995年1月17日午前5時46分に発生。兵庫県南部地方を震源とし、規模はマグニチュード7・3、最大震度7で、死者6千人を超す大災害となった。
　グッズは新聞紙を材料にしたカレー皿、コップなど。食品用ラップフィルムを敷いて使い、使用後はフィルムを交換することで水洗いの必要がなく、何度も使える。
　避難所に持っていくと役立つものとして計7種類を展示し、非常持ち出し袋に入れて持っていくことを勧めている。
　記録展ではこのほか、震災発生時に人命救助活動をした市消防職員が撮影した被災地の写真、新聞記事なども並べている。
　25日まで。時間は午前9時から午後5時までで、毎週火曜は休館。

写真＝新聞紙で作ったカレー皿などを展示している