京都府がインフルエンザの「流行」期に入った。福知山市を管轄する中丹西保健所は「流行の拡大が予想されるので注意を」と呼びかけている。
感染症発生動向調査によると、1週間の定点当たり(調査対象1医療機関当たり)の今年第1週(1月4日〜10日)の患者報告数が府全体で1・41となった。1を超過すると「流行」レベル、10を超過すると「注意報」レベル、30を超過すると「警報」レベルと判断されている。
保健所管内別では、中丹西が4で最も高く、丹後が3・40、山城北が2・44と続く。近隣では兵庫県の朝来が3・33、豊岡2・13で、やはり流行期に入っている。
中丹西管内では昨年の第49週(11月30日〜12月6日)に初めて患者が報告されたものの、以後は患者が無かった週もあったりして1未満が続き、年末の第52週(12月21日〜27日)は0・6だったが、正月を挟んだ第53週(12月28日〜今年1月3日)に3・4となり、府全体よりひと足早く流行期入りしていた。
昨シーズンは第1週で25、第4週にはピークとなる40の「警報」レベルに達している。例年、流行期に入ってから1カ月ほどでピークを迎えており、今年もこれから十分な注意がいる。
予防対策として府は、外出後の手洗い励行▽体調が悪い時は人混みを避け、外出の際はマスクを着用する▽症状のある人は、ほかの人にうつさないようマスク着用などの「咳エチケット」に努める▽過労や睡眠不足を避け、十分な栄養と休養をとる▽加湿器などを利用し、部屋の湿度を50%〜60%に保つことなどを訴えている。
電話相談は保健所保健室、電話(22)6381へ。
写真=マスク着用など「咳エチケット」を
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。