日本全国に伝わる正月の火祭り行事「どんど焼き」が14日、各地で行われた。福知山市内記五丁目の内記稲荷神社では、朝から参拝者たちが続々と訪れ、正月のお飾りや古いお札などを焼納し、無病息災を願った。
神社奉賛会(古川泰正会長)が、毎年実施している。今年も会員12人が午前7時ごろに集合し、5年前に建て替えた鳥居の古い木などを使って火をおこし、参拝者を出迎えた。
燃やせないものを仕分けしたあと、しめ縄や書き初めなどを火に入れていくと、炎が高く立ち上った。14年8月豪雨災害による裏山の土砂崩れで、被災した小宮2社も焼納した。
気象庁によると、この日の福知山市の最低気温は氷点下1・4度(午前9時10分)と今季最低まで冷え込み、訪れた人たちが、かじかんだ手を火で温めながら、和やかに話をする姿が見られた。
またどんど焼きの灰は、瓶などの容器に入れて持ち帰る人も。岡ノ二町の下林やすこさん(78)は「古いお札やお飾りを焼納させてもらいました。灰は家の周囲にまいて、厄除けにしたい」と話していた。
写真=どんど焼きの灰を受け取る参拝者(きょう午前8時30分ごろ)
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