福知山市の日新中学校と成美大学短期大学部が、朝食レシピ集の第2弾を作る。掲載するのは中学生が考案した栄養満点で手軽にできる朝食メニュー約30品。12日には西小谷ケ丘の同短大部3号館の調理室で、監修する短大生が試作と試食をし、材料や調味料の分量を確認した。
日新中は、文部科学省の「スーパー食育スクール事業(SSS)」の指定を受けていて、食と学力、体力などのかかわりなどを研究・実践している。
昨年度は和洋中25品の作り方や写真などを掲載した第1弾を発行。これを参考に家庭で調理する親子がいるなど好評で、第2弾を発行することにした。
レシピは夏休みの宿題として、生徒約570人が1人1品ずつ考えた。このなかから、短大生が栄養バランスや手軽にできるかなどを判断し、約30品に絞った。
試作は生活福祉科食物栄養専攻2年生21人が「のり巻きライスバーガー」「トロトロ卵のなめたけ丼」「具だくさん味噌汁」「小松菜シラス丼」などを調理。霜尾優花さん(20)は「考えつかないようなメニューもあり、驚かされました」と話し、調理の手を動かしていた。
日新中の栄養教諭、荒木昌代先生は「朝食を取ることは頑張る力につながります。これまでに学んだことが盛り込まれたメニューになっています」と話していた。
レシピ集の名称はパワーがいっぱい詰まっているという意味の「パワ コレ」で、2月下旬に850部作り、日新中生徒や市内の小中学校などに配る予定。
写真=中学生の考案メニューを短大生が調理した
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