プロサッカーで活躍する福知山市今安出身の兄弟Jリーガー、大槻優平選手(27)=ツエーゲン金沢・MF=と、大槻周平選手(26)=湘南ベルマーレ・FW=が帰郷し、2日、地元の修斉サッカースポーツ少年団の子どもたちと「初蹴り」をした。昨シーズン、2人ともほとんどの試合に出場。子どもたちはプロのピッチに立つ先輩と一緒にプレーして、目を輝かせた。
金沢の昨シーズン年間順位はJ2の22チーム中12位。優平選手は「出だしはチームも自分も調子が良かったのですが、後半になって思うようなパフォーマンスを出せず、悔しいシーズンになりました」と反省。新シーズンは、金沢の持ち味の堅守を生かしつつ「個人のスキルも上げて、得点につなげられるボール運びで攻撃に絡める自分らしいプレーを」と意気込む。
湘南は、昨シーズンJ1の18チーム中8位。周平選手は一昨年にけがで戦線離脱してからの復帰のシーズンで「リハビリ中に良いイメージを持って臨めました」という。4得点を挙げたが「新シーズンはもっと点をとりたい。全員サッカーの湘南スタイルのために、ポストプレー、ボールを持っていない時の役割などの精度も上げたい」と目標を掲げる。
互いにJリーガーとして意識している2人。優平選手は「弟のほうが上のカテゴリーにいるので、負けていられないですね。僕が上に行って対戦したい。良い刺激になっているので、お互い頑張りたい」。周平選手は「(兄は)小さいころからうまかった。プレータイプは違いますが、憧れというかライバルというか。試合結果とかも気にしています。すごく刺激になります」と話す。
ともに願っていることは、2人に続く福知山出身Jリーガーの誕生。「今は僕たち兄弟しかいない。もっと出てきてくれたらうれしい。いい意味でもっとわがままになって頑張ってほしい」とエールを送る。
修斉の四方吉則代表は「身近なJリーガーの存在が、子どもたちにすごく励みになっています」と話していた。
写真=古巣の修斉サッカースポーツ少年団で初蹴りをした大槻兄弟(前列中央の左が弟の周平選手、右が優平選手)
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