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両丹日日新聞2015年12月30日のニュース

運も大きいジャンボみくじ 工房「えにし」堀さんが制作

ジャンボみくじ 通常の4、5倍、長さ1・37メートルの巨大なおみくじを、福知山市夜久野町直見に木の家具工房「えにし」を構える堀大三さん=内記三丁目=が作り、知り合いの神社に奉納した。重さは約11キロ。中に入れる、番号を書いたみくじ棒も91センチあり、振るとガランガランと迫力いっぱいの大きな音がする。開運御利益も大きそう。

 奉納したのは丹波市青垣町東芦田の高座(たかくら)神社(梅只敏幸宮司)。祢宜(ねぎ)を務める梅只昌弘さん=福知山市呉服町=が消防団仲間という縁で、日本神話のイザナギ、イザナミにちなみ137センチのおみくじが作れないかと堀さんに相談。「それならば」と工房の隆盛を祈願して奉納することにした。

 ヒノキの板を八角形に組み、直径約25センチの器が完成。ジャンボサイズのため抱えるだけでも大変とあって、持ちやすいように取っ手を付けた。

 このほど神社で完成、奉納を告げる奉告祭の神事が営まれ、神社総代会の小寺昌樹会長も参列して「人びとのよき道しるべになりますように」と祈った。

 梅只宮司は「一人で振るのは難しく、家族や友人と一緒に振って縁を深めてほしい」と話し、さっそく元日の初詣から参拝者に引いてもらうことにしている。

 高座神社は1800年前から祭られる由緒ある神社。干ばつの夏に村人たちが7昼夜雨乞いをしたところ、大きな蟻(アリ)が水の出る所を教えてくれたとされることから「蟻の宮」とも呼ばれている。場所は福知山側からは豊富用水のある穴裏峠を越えてすぐ。元日午前0時〜2時、8時〜午後4時の初詣では甘酒、蒸しイモを無料接待(数量限定)する。


写真=奉納した巨大おみくじを持つ堀さん(丹波市青垣町、高座神社で)

    

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