福知山市は来年4月に開学する福知山公立大学のシンボルマークを発表した。全国から寄せられた230件のうち、デザイナーの住澤英男さん(69)=宮崎県宮崎市=による作品を採用。福知山の「F」をデザイン化したもので、配色は市の花のキキョウと学生の若い力をイメージし、原案とは違う、紫と黄緑の2色にした。
10月7日から11月13日まで案を募集。松山正治市長、副市長2人のほか、学長ら大学3役就任予定者の合意で決定した。画像検索システムで、似たデザインの有無を調査したが、類似性の高いものは見つからなかったという。
松山市長は「シンプルで覚えやすく、地域とともに力強く成長する未来の姿を、視覚的に感じることができるデザインだったことが、採用した理由。今後はホームページや印刷物、学外への情報発信など、広報媒体に活用する」とした。
■学章も決める■
同じ期間に公募し、92件が寄せられた学章の発表もあった。市民が親しめる要素を求めていたが、十分に満たすデザインが無く、採用作品はなしに。多くの作品で使われていたキキョウ、大学の旧字をコンセプトに、市がイメージを伝え大阪の業者がデザインした。
花の額が放射状に5本伸びており、それぞれが教育、研究、人材育成、情報発信、地域貢献を意味し、これらが支えとなって、力強く花開く大学の姿を表現。式典での学旗や成績証明書、学位記といった公式書類などに使用するという。
写真=松山市長がシンボルマークと学章のデザインを説明した
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